バク転は出来ないけど。

「”感動”とは、まっすぐな想いによって、今までの”正解”を、嘘だと受け入れた瞬間に生まれる。」
by ASHiNA













1行目から、うるさくてすいません笑
これから300行くらい、うるさいので、
お気をつけ下さい。笑







うまく行かないこと、
出来ないと言われてること、
無理だと言われたこと、
そういった”正解”は、自分が決めたものではなく、世の中が決めてることが多い。

実は、その”正解”のほとんどは嘘で、大嘘で、自分で体験、体感して初めて、本当の自分だけの正解がわかる。

実際、出来なくたっていい。
体感し、気付く事が何より大事だ。














バク転に憧れていた中学生の僕は、先生に嘘をつかれた。


中学2年生の体育の時間。
その日の授業内容は、器械体操だった。
でんぐり返しから始まり、倒立、側転、出来る人はロンダード、もっと出来る人はバク転に挑戦していた。

僕は、倒立すら出来なかった。
正直、でんぐり返しすら上手く出来なかった。

それを見た体育の先生は、教えてくれた。
「芦名は、背が大きいから無理だよな笑」

周りは、笑う。
少し悲しかったけど、周りが笑ってるから、特に悔しくはなかった。

だから、聞いた。
「僕にバク転なんて無理ですかね?」

「無理無理!笑 大きすぎるから、無理だよ」
また笑いが起きた。

後々知ったが、
体操選手には、高身長の人がいない。

内村航平選手だって、161cmだ。
遠心力が掛かり、綺麗に回れないらしい。


そんな事すら知らない時に、
笑いが起きたという喜びと、説明できない少しの悲しみが、僕の心の中に生まれていた。










けど、



最初に、体育の先生の教えが嘘だと気付いたのは、大学生の頃、サークルでダンスを始めた時だった。

HIPHOPから始めた僕は、まだまだダンスが踊れず、苦戦していた。
そんな時、HIPHOPの先輩の須田さんに言われた。

「背が大きいと、身体の使い方ムズいよな」

体育の先生と一緒だ、と思ってしまった。
僕は、”ムズい”を”無理無理”に変換していた。




けど、須田さんはその考えを変えてくれた。
「sucreamgoodmanのoSaamさん見てごらん。芦名くらい身長高いけど、めっちゃくちゃダンスうめぇぞ笑」














え?嘘だよ笑




本当だった。
めっちゃくちゃカッコよかった。

生で観てる訳じゃないのに、すごく感動したし、勇気をもらえた。

無理じゃなかった。
僕と同じくらいの身長のプロダンサーの方がいてくれるだけで、とても嬉しかった。














次に、僕はPoppinというダンスを始める。
ヒットと呼ばれる、筋肉を弾くように力を込める事によって、ビートを具現化するダンス。一般的には、ロボットダンスが有名なジャンルだ。


Poppinでは、先輩のUFOさんに憧れた。
(雄峰 ゆうほう という名前だからUFOです笑)

UFOさんは、正直言うとそんなに背が高くない。しかし、ダンスはダイナミックで、迫力がある。

毎日、サークルの誰よりも練習し、
「先輩は、酒を奢らせる為ではなく、越す為にいる。」
という死ぬ程カッコいい名言を残すほどの男だ。

僕は、UFOさんになりたかった。
だから、UFOさんが習ってるプロのダンサーさんのMADOKAさん(フォーマーアクション)に習いたい!と言ってみた。

けど、UFOさんは、僕に言う。
「芦名、それは違うぞ。お前は、お前の身長を活かしたダンスをした方がいい。Boog Steezのmacchoさん見てごらん。デカくて、うめぇぞ笑」











え?UFOさんになれないの?


UFOさんになれないのは、嫌だったけど
僕らしくなれる人が見つかって嬉しかった。


macchoさんもまたカッコよかった。
この動画の再生回数の内、少なくとも500回は僕だ笑
大好きになった。尊敬した。










oSaamさんもmacchoさんも、高身長ながら、身体を上手く使い、ダンスをしている。

2人とも誰にも真似できない個性豊かなダンスをしている。

それが抜群に、僕に感動を与えてくれた。





でも、引っかかる。

















2人ともバク転しない笑

macchoさんは、ふざけて側転するmoveを見たことあるが、HIPHOPもPoppinもあんまりバク転しない。

やっぱり、高身長の人は、バク転出来ないのか。
















みたいな話をサークルの同期で、僕らの代の部長のブレイクダンスがメインジャンルの小倉と話していたら、
「MORTAL COMBATのYosshiさん知らないの?」












え?どなた?

身長180cm。
にも関わらず、バク転どころの騒ぎじゃない。

凄すぎた。



逆に、絶対に真似出来ないと思ってしまい、breakはやらなかった笑
あと凄い疲れるし、痛いし、大変だったし笑








でも、それ以上に感動と尊敬が大きかった。





















同い年のオリンピック選手は、応援したくなるし、
同じ体重のタレントには、好感が持てる。
同じ出身地の芸能人は、応援したくなるし、
同じ大学の後輩は、可愛がりたくなる。


同じ
ってだけで、人は優しくなれる。
同じ
ってだけで、人は感動するんだ。
















まちゃあきさん(エグスプロージョン)の
演出する舞台KAKERUには、色んな人がいる。

まっすぐな正義感を持つ男の子
まっすぐな想いを持つ女の子
リーダーシップを取る男
とっても元気で明るいお母さん
とっても元気で明るいお父さん
少し変わった女の子
スケベだけど頼りになるおじいちゃん
無邪気な子供
無邪気な犬

悪事が常識の女
その思想に取り憑かれた女
その思想に取り憑かれすぎた男
その思想に乗っかる男
とその弟


そして、身長がデカすぎる人がいれば、小さい人もいて
また、体重が重すぎる人もいれば、軽い人もいる。



あなたにも、重なる部分が必ずある。

同じ
って思える人がそこには、いる。



僕個人の見解では、この舞台には、人間良いところ、悪いところが全て表現されている。
しかも、その全てが魅力的だ。



同じ
ってだけで感動する以上のモノを、まちゃあきさんの演出により、さらに高い熱量で、お客様にお届け出来る作品だと僕は確信しています。





是非、舞台KAKERU大阪公演。

ご来場ください。
是非、体感してください。


■大阪公演
YES THEATER
(大阪市中央区難波千日前11−6 
なんばグランド花月ビル)

2019年
2月9日(土) 14:00/19:00
2月10日(日) 13:00/18:00
※13:00からの回は、追加公演です。
10日(日)以外は、
若干数チケットがあります。


【キャスト】
まちゃあき(エグスプロージョン)
おばらよしお(エグスプロージョン)
ひとりでできるもん
A-NON
内木志(NMB48)
ケン(水玉れっぷう隊)
あゆ(かりすま〜ず)
石川ことみ
細川優
ASHiNA
秋山太郎(パンプアップ)
クロコダイルミユ(ペコリーノ)
中島一博
【チケット料金】
S席 6,000円
A席 5,000円







PS 新幹線快適〜♪
良かったら、190cmの僕のダンスもチラッと観てみてくださいね。バク転一切しないけど笑

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