踊りとダンスとdanceの違い。

「んなもんねーだろ。全部一緒だろ。」
という方と是非お話してみたい。

話が合いそうだ。
正直、僕もよくわからない。





大学1年の終わりに、こんな話を聞いた。

“踊り”は、お遊戯会。
小さい子供がお母さんに見守られながら、やるような幼稚なもの。

“ダンス”は、振り付け。
人のダンス。自分のダンスじゃない。

“dance”は、自分自身が出せる。
バトルじゃなきゃ出せない。












いや、人によるだろ笑笑


ダンスってそこが面白いんすよ。
正解ないから。


HIPHOPのレジェンド的存在の
ELITE FORCEのヘンリーリンクさんは、
「曲に乗るだけで、それはDANCE。
本来、上手いも下手もない。」
って世界大会の審査員コメントで言ってるし。



僕は、ダンス以外もそうだと思うんす。

結婚も、幸せも、楽しみも。
他人が決めることじゃない。

僕には、僕なりの幸せの形があるし、
あなたには、あなたなりの幸せがある。

僕の幸せが、
あなたの幸せになるとは、限らない。





んで、またダンスの話に戻ります。

今の僕のダンスってのはね、
自分の中で、「感情爆発」なんですね。

意味わかんないでしょ?笑

皆さんに伝わるように言うと、ストレス解消に近いんですけど、ストレス解消でもないんです。

もう感情爆発なんです。

だから、その日によって、全然違う踊り方になるし、曲選びも変わってくるんです。

「今日は、悲しいから〜」とか
「今日は、ムカついたから!!」とかで。


大学からダンス始めて10年間、
本当に1日も踊らなかった日がないんだけども

この感情爆発の考え方に行き着いたのは、
ごく最近で、去年の末に出させて頂いた舞台がキッカケでした。


それは、NSCの卒業生なら誰もが天才だと疑わない白坂さん演出の舞台でした。

白坂さん演出の舞台は、
まじでどれも面白い。

何が1番いいかって、お芝居をする人達の雰囲気が凄く良いんですよ。

見学にも何度も行かせて頂いて、
出演も3回もさせて頂いてるんですが、
みんな役を徹底して出来てる、というかノリノリでやってるつうか、セリフなのに個性がなくなってないつうか。

演出する人だからなのか、よく出演者のキャラクターを理解してくださってて、気持ちよくみなさん演技されてるんですよね。

そんな白坂さんの作り出した雰囲気の中で、
僕はひたすら踊る役だったんです笑
正に、理解してくださってる!

んで、
なんか求められてるような?
自分ってこれなのか?
みたいなダンスをしてみたら、なんか本番で出来た時が1回だけあって、そん時に
「芦名、さっきのダンス良かったんじゃない?」
っておっしゃってくれて、
あー!これかー!
となった物を言語化すると、

【感情爆発】

だったんです。


どうか、伝わってくれ!!笑


そこでなんとなく、感情爆発の枠に気付いた矢先に用意されていたのは、
KAKERU
というエグスプロージョンまちゃあきさん演出するノンバーバルの舞台でした。

ノンバーバルってのは、セリフなし。
ダンスだけ。

んで、
こん時のキャラが正直、激ムズで笑

めっちゃくちゃ悪くて強そうなキャラ。
そんな情に熱い奴じゃなく、喧嘩大好き。
争い事大好き。

って奴が、戦いに負けて、
最後は主人公側に付く。
というもの。

なんか理解出来なくて。めちゃ難しくて。。



ただ、自分の中にある悪な部分を全開でやらせてもらって、すげぇ気持ちよかった。

と思ってたんだけど、僕がKAKERUで表現していた悪は、僕本来の悪じゃなくて、
世間一般的な悪で、ありきたりな悪だった。
って気付いた。

僕の悪って、
もっとズルくて、もっと弱いはずなんです。

KAKERUが終わって、何回も映像見て、反省している時にそれに気がついたんですよ。


正直、KAKERUは、個人的に反省材料だらけ。
ただ、まちゃさんの演出は凄すぎた。
鬼勉強になった。

簡単にいうと、
「伝えたいところ、インパクトの最大限の見せ方」が得意な方だな!と
演出が死ぬほど上手い。引いた。



今のところ、僕は
“感情爆発”の枠を知り、悪側の感情を寄せる部分を知った訳なんですが、

ここをまた一気に増幅させてくれる
舞台の稽古中なんです。

ようやくこの話まで来ましたね笑

ここを伝えたかったんです。












その舞台の名は、
「おしゃれ紳士の時間泥棒」
内容は、
90分間舞台に出っぱなし。
死ぬほど熱量爆発舞台なんです。

ちょっと待ってよ。

僕に、ぴったりじゃないか!!

しかも、全曲僕の好きな曲なんです。

しかも、悪側だって、幸せ側、悲しみ側、チャラい側の僕が全て出せる舞台となっています。


僕のこと少しでも知ってる方には、
是非見てもらいたいです!


なんと言っても、
この舞台の演出家の西川康太郎さんのニュアンスがえげつないんです。

正直、え?なにそれ?の連続なんですが、
西川さんの理論を聞くと妙に納得いくんです。

理解できないお客様も多いかもしれませんが、演者が皆きちんと理解できるまで、説明してくれるので、そのまとまったパワーは計り知れません!

3月27日〜4月7日までの間に15公演あるので、是非観に来てください!!



PS. 服売りながら、もう1ヶ月ほど
たくさん稽古してまふ!
是非!観に来てください!

0コメント

  • 1000 / 1000