ハーフタレントは、なんかウザい。
おはよう。
今年も、もう残すところ3日。
「超年末に話す題材じゃないだろ!」
って、話を慶応大卒の190cmで、芸人、ダンサー、モデル、デザイナーをこなすASHiNAが今からするね。
ハーフタレントは、なんかうざい。
みんなこのイメージってあるのかな?
僕は、前まであったんだよね。
ハーフタレントは、タメ口。
ハーフタレントは、バカキャラ
ハーフタレントは、失礼。
とか。
ひと昔前(ダレノガレ明美が出てきた頃)
のイメージが強かった。
これがもうちょい行って
もうハーフの人は、なんかウザい。
そんな偏見を持っていた。
(あんまおおっぴらに言うことじゃないね笑)
でも、1年くらい前に出会ったムカつく女の子のおかげで、この偏見がなくなったのよ。
(本当モテない性格だよね。器が小さい。)
そいつとは、友達をキッカケに出会った。
Tシャツも脱ぎたいくらいの暑すぎる日に、
僕の高校・大学の同期で、歴史大好きなメガネ男子、和歌山(仮名)に
「いい感じのお祭りあるから行こうよ!」
と誘われた。
夏のお祭りの時点で、かなりいい感じじゃないか。
(ちなみに、和歌山は、ぽっちゃりである。)
当時からも暇すぎるASHiNAは、2秒で準備をして、家を出た。
屋外のイベント会場は、かなり広く、全世界からその国の特産品を持ち寄って、100店舗以上の出店で賑わってた。
更に、イベントホールの中央にある特設ステージでは、各国を代表するパフォーマー達が、歌ったり、踊ったり、ジャグリングしたり、なんかお皿をたくさん割ったり?3人で音に合わせて反復横跳びをしたり?スーツケースくらい大きい包丁で、野菜を切ったり?とりあえず、凄そうなパフォーマンスを披露していた。
かなりいい感じのお祭りだ。
僕は、かなりウキウキ君だった。
久しぶりに会う高校からの同級生と、お酒を片手に、タイ風焼きそばを食べながら、特設ステージで、大きな声を出して瓦を割るヒゲモジャブラジル人に興奮していた、その時だった。
「わかやまぁ〜!なにしてんのぉ〜?」
振り返ると、
綺麗な金髪で、目がキリッとした痩せ型で、「どんな服でも自分に染めちゃうけど?」と言わんばかりの自信に満ち溢れたドヤ顔をした外国人の巨乳女子が、いた。
名前は、ジェニファー(仮名)と言って、和歌山とは大学のゼミで一緒だったらしい。
「おぉ〜ジェニジェニ!久しぶり〜!」
仲良さそうに、和歌山は挨拶を返していた。
初対面の僕は、元気よく
「こんにちわ!!」
と挨拶をした。
(元気よく挨拶するのって、気持ちいいよね)
すると、ジェニジェニは、
「うっわ、チャラそう〜。自分のことモテると思ってるっしょ??そうでしょ?」
と返してきた。
(あれ?殴っていいタイプの人間なのかな?)
僕の小さな殺意に敏感に反応した和歌山は、
「こいつハーフなんだよ!!笑
誰に対してもこういう奴でさ!笑」
と明るくフォローを入れてきた。
僕は、なんか納得した。
(じゃあ、しょうがないか…)
ジェニジェニも友達と2人で来ているらしく、一緒にお祭りを回ることになった。
ジェニジェニの友達のかおる(仮名)は、少し小柄で、大人しく、普通に感じのいい子だった。
かおるは、ジェニジェニの高校の同級生で
和歌山とは初対面だったらしいが、”ジェニジェニの不思議な行動あるある”で盛り上がって、会話は盛り上がっていた。
その会話を面白がらないジェニジェニは、1人で少し先に歩き始めてしまった。
それに気付かず、更に盛り上がるメガネぽっちゃり と かおる。
まぁそうなると紳士のASHiNAは、必然的に、ジェニジェニの元へ。
ここから僕は地獄の”ジェニジェニと2人で話すタイム”に突入する。
(ネーミングがさっきから長い)
〜case.1〜
〈特別、だということ〉
僕は、ジェニ×2に追い付き
「意外に変わった子なんだね!?笑」
と声をかけた。
すると、ジェニ×2は、
「は?変わってないし。特別なだけ。」
特別とは?
「ってかさ、和歌山と知り合いじゃなかったら、こんな風にジェニと話すこと出来ないからね?ジェニ、あんまり人に心開かないからタイプだから。」
属性が聞けた。
ココロヒラカナイ タイプというレアポケモンらしい。
〜case.2〜
〈似てる芸能人〉
そして、ジェニは、僕の提供する話題を1つも楽しそうにせず、超歩きスマホをしていた。
(結構、女の子の悪口言ってるけど、僕もかなり性格が悪い笑)
そして、何故か、僕にひたすら似てる芸能人を聞いてきた。
「中村昌也かな?」
と答えると、
「知らなーい!他は?」
「押尾学かな?」
と答えると、
「知らなーい!他は?」
「なんか石原軍団にいそうって言われるよ笑笑(誘い笑い)」
と答えると、
「聞いたことあるけど、よくわかんないwウケるんだけど笑笑」
なんか勝手にウケていた。
〜case.3〜
〈”あれ”が食べたい!!〉
少し離れながらも、4人で出店をある程度回ったところで、メガネぽっちゃりが
「飯食った?そろそろがっつり行っとく?」
さっき焼きそばを食べたばかりじゃないか。
すると、かおるが
「私たちまだ何も食べてないから、そうしたい!!」
感じのいい子だった。
まぁ僕も少しなら食べれるし
「じゃあ席取る部隊とお店並ぶ部隊で分かれようか?」
と言った時、、、
さぁ?皆さん、この流れ的に、ジェニジェニがすごい発言するのは、読めますよね?
正解は…
「ジェニ、いきなりステーキ食べたい!!」
予想越えすぎ。
もうギブアップだった。
「なに、お前?」
気付いたら、190cmの大男のASHiNAが自分がどう見られてるか忘れ、声に出し、ハーフ巨乳に喧嘩を売ってた。
「え?あんた、ステーキ嫌いなの?」
僕の中で、何かが弾けまくった。
「てめぇ!!!!」
と言い出す寸前で、和歌山が
「あしな!!!こういう子なんだよ!笑笑
いいじゃん!ステーキ食おうぜ!お前肉好きじゃん!」
とフォローを入れてくれた。
進撃の巨人如く、ぶん殴って、食いちぎるのを、和歌山は止めてくれた。
(まじ、ないすぽっちゃり)
んで、いきなりステーキに行った。
(行くんかいっ!)
うまかった。
(うまいんかいっ!)
そして、それから2度とジェニファーとは会ってない。
この出来事をキッカケに僕の中で、1つ答えが出た。
「ハーフの人が、なんかウザいんじゃない。そいつがウザいだけ。」
僕は、イメージだけで、好きとか嫌いとか平気で言ってた。
(今でも全然あると思う。気づいたら、無くす努力はめっちゃしてる。)
まず、今まで出会ってきたハーフの人で、めっちゃくちゃ性格が歪んでる人なんてほとんど1人もいない。
(1人いたけど笑)
沖縄の人は、時間にルーズ。
慶応は、おぼっちゃまだらけ。
中国人は、まず爆買いをしている。
髪染めてる芸人は、女と遊んでる。
モデルは、調子に乗ってる。
アイドルは、裏でプロデューサーとヤリまくってる。
全部、イメージでしかない。
(中には、そういう人もいるけど…)
あなたは、ちゃんと”その人”と話してますか?
“その人”と話そうとしてますか?
僕は、ジェニファーのことは、嫌いになってしまったけど、ものすごく感謝してる。
気づかせてくれたから。
お前が嫌いなんだ!って笑
身長190cm
慶応大学出身
お笑い芸人なのにダンサー、モデル、デザイナーをやっている奴
そいつが嫌いですか?
それとも僕が嫌いですか?
偏見を無くしたい!
なんてカッコいいこと言いたい訳じゃない。
どれだけ今までイメージで損をしてしまったか。
一緒に昔を思い出し、次会う人にはそれを無くして行きましょーや。
PS 僕は、活動柄、色んな人と会います。
そして、開始何秒かで人を決めつけてしまいがち。良くないよね。
時間をかけて、ゆっくり治していこうと思います。一緒にどうですか?
(同じ事2回言ってるだけ)
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