生まれ持った才能
天才という言葉がある。
意味:天性の才能、生まれつき備わった優れた才能のことである。
(参考文献:wikipedia)
この”生まれつき”ってなんなんすかね?
どうやって、生まれつきかどうか分かるのだろうか?
(大晦日なんでASHiNA全開にして書くね笑)
話を、天才に戻します。
オンギャーオンギャー、と同時に
身体全身に火をまとい、風を起こし、天候を自在に操り、一言。
「余は、空腹じゃ。馳走を用意せい。」
(参考文献:HUNTER×HUNTER)
みたいな事があれば、
「生まれつきだー!生まれて、付いてきた才能があるー!すげー!!」
ってなるけど、そんな奴いない。
でも、みんな天才と言う言葉を使う。
この世にいないのに。
自分が出来ないことを軽くやってのける人に向けて、使う。
軽く、使う。
天才という言葉は、その人の過程を無視し、”今”だけを受けて贈る、無思考の降参だ。
(意味わかんないよね笑)
「いや〜あいみょんは、天才だな〜」
「米津玄師は、ハチの時から天才だと思ったたのよぉ〜」
「ウォルトディズニーは、絶対天才だった」
人は、
会ったこともない
話したことない
ましてや、存在したのかも定かじゃない人に向け、天才という言葉を使う。
その人の作品に触れた瞬間、皆、天才を使い、諦める。
「こりゃ僕には出来ません。」
ちなみに、僕は、あいみょんも米津玄師も天才だと思う。
(あとマキシマムザホルモン、マドンナ。さんも、川瀬さんも…挙げたらキリがない。)
自分には出来ない=天才という言葉を使う。
だと僕は、思う。
これから、僕が天才だと思わなかった人の話をするね。
今、このブログを読んでくれてる人に、ウォルトディズニーを知らない人は、いないはずだ。
あの鬼可愛い、愛らしいネズミちゃんをこの世に生み出した、ビシッと七三分けのチョビヒゲおじさんだ。
(ランドにある、ミッキーと手繋いでる銅像、あれめっちゃ良いよね。)
僕は、ウォルトと会ったこともねーし。
僕は、ウォルトと話したこともねー。
んで、今、作品作ってるのは、別の有名な監督だし、別の有名な脚本家だし、
何がすげーのか、いまいちよく分かんなかったから、天才だと思えなかった。
ウォルトの作品に、その時代に触れていたら、もしかしたら天才と思っていたかもしれない。
だから、ちょっと調べた。
ウォルトの何がすごい、か。
作品?
もちろん、すごかった。
当時、アメリカでは、ネズミは、害獣とされていた。(人に迷惑かける動物)
そのネズミをヒーローにして、より大きな害獣とされていた熊を倒して、街を救うんだ。
なにそれ?天才じゃね?笑
ストーリー濃すぎ。すぐ天才だと思った笑
瞬殺。ぼろ負け。降参。
現代でいうと、毎日ツイッターで芸能人に批判的なリプライ送ってるアホが、悪い政治家倒して、日本よくしちゃう。みたいな。
絶対、流行るだろ!このドラマ!
けど、そんなことをぶっ飛ばすくらいウォルトの天才的な部分は、もう1つあった。
経営戦略だった。
ウォルトがミッキーを生み出した当時、台詞なし、音楽と映像だけの作品が軽バズりしていた。
お金もそこそこ入ってきてたらしい。
ウォルトは、ミッキーをもっと広めたかった。
あなたが、ウォルトなら何をする?
全国にミッキーの看板を立てる?
全国の映画観で上映する?
全国に向けて広告を打つ?
ウォルトは、違った。
テレビ局を丸ごと買い取った。
すごくね?笑
天才じゃね?笑
当時、テレビはまだまだ新しい文化で、ラジオや看板と言った広告より効果が望まれていなかった。
けど、テレビの効果と可能性を信じたウォルトは、全財産使って、テレビ局を買い取って、ミッキーを宣伝した。
(これは、あくまで噂だが、サブリミナル効果で、そのテレビ局で放映される全番組にミッキーを出していたらしい。)
みな、ミッキーを欲した。
ウォルトを、ではない。
ミッキーを欲したんだ。
その後は、みんながご存知の通り、数々の名作品をウォルトディズニーは生み出してきた。
でも、ちょっと待って。
なんで、未だにすごい作品が残ってんの?
なんで今もディズニーってブランドが流行ってんの?
ウォルトってまだ生きてんの?
あの都市伝説の冷凍保存ってやつ、本当なの?
ウォルトは、もっとすごいことをしていた。
キャラクタービジネスだ。
ウォルトの思想は
「夢と魔法の世界」
それをただのアメリカ人の若者が熱く語っても、「は?」って思うだろう。
「いや、お前は普通の人間じゃん。」
だから、ウォルトは、自分の思想、考え方、人生の全てをミッキーに宿した。
ミッキーに「夢と魔法の世界」を広めさせたんだ。
説得力がある。
夢を語るのに
魔法を語るのに
何故なら、映像の中に生きるミッキーなら、何でも出来るから。
ミッキーに触れることによって、現代に生きる人達も、その思想、その考え方、その人生に触れることが出来る。
しかも、その質が高い。
それに魅了された超有能なクリエイター達が、ディズニー映画を作りたがる。
そして、新たな素晴らしいウォルトの人生が宿った作品が現代に生まれる。
調べ切ったASHiNAは、こう思った。
「すいませんでしたっ!!!天才でした!」
ウォルトは、超天才。
もう土下座。ハイパー土下座。
勝てる訳ない。超負け。
でも、僕の中には、もう一段階、上の天才がいる。
天才=ライバル
と見る天才に、だ。
そんなすごい奴らに
「勝てそうじゃね?」
って思っちゃう人達。
それが、西野亮廣さんだったりする。
僕も天才に勝ちたいな。
勝たなきゃ、この世界生き残れないから。
勝ちに行く。
来年は良い年にします。
良いお年を。
PS.ウォルトに関しては、みなさんも調べてみてください。面白いっすよ!
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