【第40回】飯を、腹一杯食う、幸せ。

「腹が立ったら、飯を食え。」
僕の名言です。
僕のね。

もうね、美味しいご飯を腹一杯食うことに、誰も勝てないっすよ。

大好きな映画を観るよりも、
素敵な景色を楽しむことよりも、
めっちゃいい女を抱くことよりも、

美味しいご飯の前では、魅力0キロカロリー



目の前に、2つの扉があるとする。
左扉の奥には、石原さとみが全裸で待機。
右扉の奥には、世界で一番うまい飯。


まじで悪いけど、飯行くわ!!
これ何のカッコつけでもなく、確実に僕好みで世界一うまいなら、100%飯!!
ごめん!さとみ!!また今度!!


そんだけご飯に絶大な信頼を寄せてるASHiNAは、そんなに美味しい店を知らない。









昨日の夕方の話。
何の用事もないのに、誰かとお話したいな〜と思っていた超寂しがり屋うさぎちゃん人間の僕は、劇場にいた。

色んな芸人とたくさん話させてもらった。
“あしなっす”の正しい使い方を考えてくれた。
楽しすぎた。




そして、お腹が空いた。

何か美味しいものが食べたい。
もうあしなっすなんてどうでもいい。


お腹が減ってる僕は、タチが悪い。

目の前でネタを書いてる先輩芸人を捕まえて、問う。





「なんか美味い飯屋知りませんか?」





普通に、ちょっと怒ってた笑
そりゃそうだ。
でも、その先輩は優しく話してくれた。

「知ってるよ。穴場的なとこだよな?」
「はい!!」
「隠れ家的で、美味い店だよな?」
「はい!!そこ行きたいっす!」
「…大戸屋って知ってる?」

まじで殴れば良かった。
今、そういうの求めてない。


しかし、[お腹が空いたから殴った]なんてニュースで有名になりたくない。
一旦、深呼吸し、僕がお腹が減ってること。今すぐにでも満腹になりたいこと。もうお笑いは、いらないこと。を丁寧に説明した。


「悪かったよ。。」
「まじで、早く教えてください!」
「大戸屋の場所だろ?」

大きな声を出してしまった。とても。

笑いながら、先輩は、一言だけ呟いた。
「渋谷 とりかつ」





渋谷の道玄坂を上って、5〜6分。
歌広場を右に曲がると、ローソンが見える。
その近くの、あなたが想像している3倍くらい細い道の先に、”とりかつ”はあった。

いや、ここちゃんと営業してんの?笑
ってくらい古びた店構え。

あと、本当に美味いの?









開店直後に入ったのにも関わらず、満席。

すげぇ賑わってるな…。
しかも店員さんがおばちゃん2人!?
こりゃ…美味そうな匂いがプンプンするぞ!

楽しみだな〜
と思っていたが…






ん?













何かおかしい。











お客さんの会話…日本語じゃない…










韓国語??





韓国語のメニューもあって(写真撮り忘れた。)
何故か、すごく韓国人に対応出来ている。

疑問に思った僕は、すぐに隣の席の韓国人に聞いた。



「すいません。なんでこんなに韓国人の方が多いんですか?」



「えっ!?」
 


日本語が通じなかった笑
留学生とかじゃなかった。

その後、ちょっと日本語が話せる人を見つけ、再度聞いた。

「あ〜それはですね。ペグジョンウォンさんが言ってたので」

ぺぐじょんうぉん?


ペクジョンウォンという韓国の人気料理研究家(日本でいう川越シェフ的な人)がここを訪れて、味に惚れ、韓国のテレビ番組で
「日本に行ったら、ここに行かなきゃ。僕の目指してるものが、そこにあった。」
と紹介したそうだ。

すごいな、この店。

ご飯が来るまで、時間があったので、自分でも調べてみた。


はぁ!?
売り上げ70億だとぉ!?

なんだこいつぅ〜!!!(®︎ジョイマン さん

んで、こんなすげぇ奴が認める飯ってなんだよ!クッソ楽しみなんだけど!!


「はい!お待たせねぇ〜!」
と、おばちゃんの元気な声!

来た!!




まぁ普通だ笑
腹減ってるし、食べてみよう。






ん?






んんんん!?










んまぁーーーい!!!!
うますぎる!!!!

なんだこりゃ!?
僕が頼んだのは、人気定食というご飯と揚げ物3つとお味噌汁(撮り忘れた)が付いてくる超シンプル定食だった。

ただこの揚げ物3つが、バケモノ。

最初に食べたとりかつ(とんかつの鶏ver.)が激柔らかいの!なんのって!
しかも、肉汁たっぷりジューシー。
の癖して、脂っこくも、しつこくもない。

最高君。

んで、コロッケも柔らかい。
柔らかいコロッケとか想像つかないでしょ?
嘘ついてると思うでしょ?
僕もう嘘つかないから笑

衣が薄くて、サクッとはならないけど、コロッケ全体が滑らかに口の中に運ばれてくる、あの感じ…たまんなかった!!!
柔らかなコロッケだからこそ、感じられる食感だった!


んで、ハムカツは、厚い!美味い!以上!

最高君主。

これいくらだと思います?


こんだけ美味くて、
650円すよ?ふざけてるでしょ?


もう本当に感動した。
おばちゃん2人が韓国語も少し勉強して、韓国人のお客さんと話ししてる姿にも心打たれたし、何より一生懸命作っていて、しかも安い。

来てくれる人なら国籍も問わない。
日本って外国人嫌がる店多いじゃん?

愛情のあるお店だった。
しかも、それを食べたあとにも感じた。



お店を出るとき、大きな声で
「ご馳走さまでしたー!」
と言うと、2人同時に
「ありがとうございましたー!」
って。笑顔で。元気よく。



気持ち良すぎだわ!ふざけんな!




帰り道、改めてペグジョンウォンさんについて調べた。


彼は、外食チェーン店で儲けていたらしい。
そのお店のテーマがなんと
「安くて、早くて、美味しい家庭的なお店」


まんまこの店じゃん!!
やば!!


「僕は、おばあちゃんのご飯が大好きだった。その味は、再現出来た。けど、その雰囲気を再現するのは、難しい。考え抜いた結果、家庭的な雰囲気のお店を出すことにした。」

ジョンウォン、やるやん?

それで70億稼いで、日本来て、この店で飯食って、感動したんでしょ?


どんだけすげーんだよ。
感動込みで、ご馳走さまでした。
勉強になりました。




ちなみに、今日もゆんぼだんぷのカシューナッツさん(お腹で綺麗な音を出す芸人の先輩)と初対面だったんですが、パーカーのお渡しでご飯ご馳走になりました!
着せてあげました。
睨んできてました笑笑

一緒に写真も撮りました笑笑


とてもいい人で、しかもこちらのお店も美味しかった。

毎日美味しいもの食べさせもろうてます!!

晩御飯は、何にしようかな!
オススメあったら教えてください!

PS とりかつを紹介してくれたのは、キンボシの有宗さんと言う方で、ゆんぼだんぷさんを紹介してくださったのは、キンボシの西田さん。この先輩コンビにも救われてますね。
恩返しを開始!!頑張ります!

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